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地元の小学校で職業講話してきました。「システムエンジニアの仕事ってどんな仕事?」

先週、地元のある小学校の4年生の「職業講話」に呼ばれて授業を2回行ってきました。

「職業講話」とは、最近 キャリア教育の推進に向け、 企業などで働いている人 の「夢や仕事」の話の生の声を直に子どもたちに伝えることにより、生き方や意欲を高める活動とのことです。

当日は、グラフィックデザイナーや野球選手、介護福祉士、パティシエさんなどがクラスに分かれて講話を行いました。
私には「システムエンジニア(SE)」としての話をしてくれとの要望があり、私の、東芝TEC時代のPOSレジ、日本ユニシス時代の工場のシステム構築の経験から、こんな仕事の経験を話しました。

自己紹介から発明品の話。取得した特許の内容
 →「発明家になりたい」と言ったのは10歳、実際なれたのは41歳。好きなことを続けたら夢は叶うよ。
イーロンマスクなど世界のIT長者の話
 → 世界にはお金もちたくさんいるけど、SEの仕事はもっと地味だよ。だけどとても楽しいんだよ。
セブンイレブンのPOSレジが何をやっているか
 → コンビニでは、レジで「何歳くらいの人が何を買っているか」が打ち込んで、それが本部に流れて、次の商品を決めているんだよ。
紙コップの工場での生産管理システムの話
 →紙コップって「アイス」のカップもあれば「おかめ納豆」のカップもある身近なものだね。作り方は、大きなロールの紙を扇形に切って底に丸い紙をつければ完成。たくさん機械があるので、「いつ、どの機械で、何のカップを、何個作るのか」という製造指示を機械の横にある端末に表示する。これもSEの仕事。
またロールペーパーをどうやって扇形に切り抜けば無駄な部分が少なくなるか考えることが大切なんだ。これってみんなが勉強している面積の計算だよね。
・今の勉強がどう仕事につながるかの話
 →算数と日本語と英語。これはこれからとても大事だよ。

とくに、紙コップがどう作られるかの話をしたときに、実際の紙コップを1人1つ配って、それを壊して展開して扇形と丸い底の紙に分けて、その構造を話したときは児童たちは目がキラキラ真剣な眼差しで聞いていました。

事前に調べたら、4年生は、ちょうど、平行四辺形とひし型、分度器を使った角度を習っているとのことだったので扇形の面積の求め方の話につなげて、「普段の勉強も大事だよ」と話したのは我ながら秀逸でした。笑

最後にいくつか質問がありましたので答えました。

児童)「仕事が大変でつらいことがありますか?」
私)「大変な仕事なんでない。楽しいだけだったらお金を払う側だよね。でも、お客さんの要望を超えて感謝されたとき嬉しいんだよ。」

児童)「どうやったらそんなに発明できるんですか?」
私)「アイデアというのは、自分の頭と隣の人の頭の間にある。だから自分のことを話して相手の話を聞いてコミュニケーションすると、創造力が生まれるよ」

児童)「どんなときが楽しいですか?」
私)「皆さんは、車がどうなったら楽しいですか。(空飛ぶ車、など声が上がる)それそれ。こうやったら世界は楽しいな。こうなったらいいな。考えるといいね」

児童)「今どうしたら、システムエンジニアになれますか?」
私)「勉強も大事だけど、もっともっとたくさん遊ぶこと。遊びから、こうなったらいいのに、こうなったら楽しいな、こうなったら便利だなという気持ちが生まれるよ」

途中で小学校4年生ということを忘れガチ!に答えてしまいました。(まあ、許してね。。汗)子供達のメモを見ると伝わった部分もありそうです。


最後にサイン攻めになったのは驚きでした。
(たまに高校生への講演ではありますが、小学校では初めてだったので。体育館などでやると整然と終わってしまうので、やっぱり教室でやるといいですね。)

これからも地元の子供達への貢献を微力ながら行えたらと思います。

P.S
クラスの担任の先生が、10年前に私がやっていた理科の実験教室「宇宙の学校」の受講生だったようで、親子で参加してくれていたそうです。世界は狭いですね。

   

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