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メンタルヘルスの問題を抱えている高校生が増えている?

私は仕事柄、高校の管理職とお話しをすることが多いですが、最近気になることがあります。それは

高校生のメンタルヘルスの問題

です。
コロナ禍もあり、学校を休む生徒が昔と比べて圧倒的に多い社会情勢はわかります。
そしてマスクを着用することが増えて、人間関係を作るのに苦労する生徒の姿も想像できます。

それにしてもメンタルヘルスに問題を抱えている生徒が非常に多くなってきている現実に驚かされます。
これは進学校かどうかも関係なく程度の差はあれど、どの学校でも同じような問題を抱えている印象です。(あくまで私の感覚ですが)

昔と違い今は少しでも調子が悪ければ休ませる傾向があるのは、生徒の安全を考えれば当然のことです。
また「いじめ」などの問題を抱えた時、無理に学校にいかせる必要はなく、ある意味前向きな積極的な不登校もありえます。

ただ、そうではなく、進学や就職について悩んだり、クラスや部活の人間関係に悩んだりする生徒が増えているようで、当然学校を休むことが多くなりますし、場合によっては長期休養も余儀なくされる場面もあるとのことです。

どうしたんだ高校生。これは大変だぞ。

「思春期だからいろいろ悩むのは当然だよ」といって簡単に片付けられないと強い危機感を覚えます。
私は生徒の目標達成や自己肯定感を高めるキャリア講演活動をしています。再来週もある高校の2年生に「できたことノートfor PDCFA」という題名の講演会を行います。微力ながら少しでも前向きになれるメッセージが高校生に届けられたらと思います。

一方で、対応する先生の負担も増えていると予想されます。

面談をしたり、保護者対応を行ったり、養護など他の先生と対応したり、場合によっては専門機関での対応を行なったりしている状況でしょう。
(別件ですが、ある大学の職員には「学校に来ず行方不明になった学生を探しに行く仕事」があるそうです。)

生徒のことも心配でなんとかしなければなりませんが、私がより気になるのは、対応している教員の方のメンタルヘルスです。そうでなくても忙しいのにさらに多忙になっている状態で、先生の方の心の健康も気になります。

私たちは普段、校務支援システムや授業支援システムなどの学校ICTで働き方改革や業務の効率化のお手伝いをしています。
小さな支援かもしれませんが、まずは教員のムダな仕事をなくし、DX化で生産性を上げる支援を一生懸命取り組んで、少しでも教員の負担を減らせる努力をしていきたいと思います。

「生徒がなぜここまで追い込まれているのか」の考察は、もう少し現場の情報を集めた上で再度文書を書けたらと思います。