目標達成に近づくための 内省文の書き方のちょっとしたコツ
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目標達成に近づくための 内省文の書き方のちょっとしたコツ

永谷研一/ネットマン社長ブログ
永谷研一の書籍「できたことノート」第5章より 内省文の4つの要素
②原因の分析 ③本音の感情が十分にできていないケースについて
解説します。
このnoteはできたこと塾無料メール講座より抜粋してお届けしています。

第5章さらにバージョンアップするために

【目標達成のための「できたことノート」活用法②
 なぜできたのか分析し本音の感情に触れよう】

「経験から学ぶ力」が
まだ十分でない人の対処法、
今回は、
内省文の4つの要素
②原因の分析 ③本音の感情
が十分にできていないケースについて
解説します。


【パターン②分析なし型
 「ガッツ空回り」タイプ】

「ガッツ」って
気負いもありますから、
失速しやすいんですよね。

「原因の分析」の記述がないと
視野が狭いままになってしまいます。

具体的な事例を見てみましょう。
営業の仕事をしているかたの内省文です。

*******************************

①詳細な事実
水曜日午後、
商品を初めて販売することができた。

②原因の分析
(未記入)

③本音の感情
最初は不安でドキドキしたが、
うまくいってよかった。
最高の気分

④次なる行動
これからもガンガン、アポを取って、
商談の数を増やす。

*****************************

一見良さそうですよね。
やる気があって前向きだし
いいぞ!と思いますけれども、
「新しい行動を見出す」
という点においては
少し短絡的な思考に
なっているんですよね。

実はこれ、
思考が飛んでしまっています。

「販売することができた」
という詳細な事実から、
このかたは結論が見えているんですよね。
いきなりドーンと飛んでいる感じです。

「ガンガン、アポを取って、
 商談の数を増やす」

いきなり「次なる行動」に行っています。
思考が深まらずに
飛んでいるといえるんですね。

考える前に
結論が出ちゃっている感じです。

覚えていますか。
原因の分析に関しては、
「なぜ?」と深く考える。

もしくは
「そもそも?」と
クリティカル・シンキング
目的思考で、
創造的な新しい行動を見出す
という方法もありました。

実は、この分析が弱いと
短絡的になってしまいますし、
がんばるんだ!のように
精神論になってしまいがちです。

そうすると残念ながら
失速するときもあるんですよね。

「原因の分析」のポイントです。
何をどう分析すればいいのでしょうか。

まず、
「なぜできたのか」
できた理由を考えましょう。
そうすると、
いろいろなアイディアが湧いてきます。
新たな視点を
発見することになりますよね。

先程の例に戻りましょう。
「なぜ初めて
 販売することができたのか」

考えてみたら、
資料が良かったかもしれない。
営業の資料の説明が、
上手だったかもしれない。
資料を改良すれば、
もっとうまくいくぞ。
じゃあ改良しよう。
ということに
なったかもしれません。

もしかしたら、
商談の時に、
お客様が「別の商品を検討した」と
言っていたのであれば、
競合商品を調べる必要がありますね。

全然行動が変わってくるかと思います。

もちろん、
「やる気」を否定しているわけでは
ありませんよ。

でも、思考して、
目標達成のために新しい行動を見出す。
そういうことにおいては、
少し短絡的すぎるということです。

「原因の分析」をしっかりやると
目標達成のための
新しい行動が見出せる。
これを覚えておいてください。


【パターン③感情なし型
 「とらわれ」タイプ】

次に「感情なし」パターンを
解説しましょう。

これは、何かにとらわれている
「とらわれ」タイプといいます。

「心のフタを開けて
 本当の気持ちに触れる」
ことに慣れていないと、
フタが閉まったままになる。

「フタを開けて本音の感情と話す」
これが大事だよ。
という話を、これまでにしてきました。

「本音の感情」の記述がないと、
やる気とか
行動に対する前向きな気持ちが
上がってこないんですよね。
なので、問題になります。

資格試験のために
英語を勉強しているMさんが
こんな内省をしました。

******************************

①詳細な事実
金曜日夕方、
セミナーに出席した。
海外で働くための情報を得た。

②原因の分析
セミナーを広告で見つけた。
海外志向が強く、
英語も一生懸命勉強してきた。
実際海外へ行くときには
お金がかかるかもしれないので
お金を気にする必要がありそうだ。

③本音の感情
(書けていない)

④次なる行動
お金を何とかしなくては。
まず、親に相談かな

******************************

これ、どうですかね。
応援したくなるような内省文です。
でも、少し意思がゆるい、
この行動に対するやる気が
上がっているのかな
本気なのかなと
心配になるような文章ですね。

「文章はこれでいい。
 気持ちが大事なんだ」
と思うのであれば、
考え方を改める必要があります。

感情を書くことによって
背中を押されるので、
内省文を改良する必要が
あるんですね。

では、どう改良したらいいのか。

③本音の感情 を
こう書いたらどうでしょうか。


③本音の感情
海外で働く夢ウキウキ
でも資金面が心配


本音の感情を書くことで
自分の意思がわかりますよね。

Mさんは、
海外で働くことが夢です。
だから英語の勉強も
一生懸命していますね。

でも、
海外で働く情報が足りないから
セミナーで情報を得た
というのが
事実だと思います。

「海外で働く夢ウキウキ
 でも資金面が心配」

プラスもマイナスも
感情を書くことが大事だ
と申し上げた通り、
上手に書けています。

ここまで書くと、
「本音の感情」を書くことで
自分の意思がわかってきますから、
背中をトンッと押されます。

この時の「次なる行動」は
こうなります。


④次なる行動
親に情熱をこめて説明して、
頼んでみよう


お父さんお母さんに
「私の夢は海外で働くことだ。
 ここまで一生懸命に勉強してきた。
 ぜひ私の夢をかなえるために
 協力してもらえないだろうか」
という気持ち。

この気持ちが伝わったら
何としてでも助けてあげたいって
思いますよね。


改良前
「お金を何とかしなくては。
 まず、親に相談かな」

改良後
「親に情熱をこめて説明して、
 頼んでみよう」

どちらの「次なる行動」が
実際に行動に移せるでしょうか。
言わずもがなですよね。

このように
実際に背中を押すために
「③本音の感情」があるんですよね。

感情に触れると
次なる行動が変わってくる
ということです。

ぜひ皆さんにも
やっていただきたいと思います。


ポイントは
「人は感情に触れるからこそ
 モチベートされる」 

行動に向けて
自分で自分の背中を押すように
動機づけされるという意味です。


「どうしても感情が書けない」
という人もいますよね。
そういう時には、
感情を書けない自分がいる
ということで、
素直に書けない自分と
向き合うことも大事です。

感情にうまく触れて
自分で自分の背中を押して
行動変容力を増す。

これに取組んでもらえたらと思います。
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永谷研一/ネットマン社長ブログ
株式会社ネットマンの社長ブログです。発明家、行動科学専門家として教育改革に寄与しようと日々奮闘しています。ここでは教育クラウドの導入現場の話や、教育ICTの開発秘話、キャリア教育実践の話、また著書「できたことノート」メソッド解説など私目線で感じたことを上げていきます。