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【vol.13】イラッとしたときこそ 成長のチャンス!


「イラチャン!」

イライラの中にチャンスがある

いきなり質問ですが、
どんな人が好きですか?
どんな人が嫌いですか?

人間のストレスは、ほとんどが対人関係にあると言われています。
まあ人間ですから、そういうこともあるかと思うのですが、
この「好き嫌い」の考え方を、少し転換する話をしていきましょう。

「好きな人・嫌いな人」ってどんな人

まず、自分が「好きな人」とか「合う人」というのは、
実は「価値観や視点が同じ人」なんですよね。
学生時代のサークルの仲間というのは、
だいたいこんな感じではないでしょうか。

一方で、「嫌いな人」や「合わない人」というのは、
「価値観や視点が違う人」です。

なので、「好きな人・嫌いな人」だと、
子どもチックというか感情論になりますので、
それを「価値観・視点が違う」というふうに捉えなおすと、
少し意味が変わってくるんですよね。

こういう人がいました。
「強引に主張する人が嫌い」
私が会議で意見を言っているのに聞かず、
自分の意見を主張してくる。

そういう人嫌い、この人いやだな。
もう相手が言う話なんて入ってきません。
(強引すぎちゃってやだなー)と先に思っていますから。

でも、ちょっと落ち着いて、
「価値観・視点が違うんだ。
 かなりの圧を持って言ってきているというのは、
 何か理由があるのかな?」と思う。

「好き嫌い」は一旦置いておいて、
「価値観・視点が違う人」だと捉える。
「どういう価値観・視点で言っているのだろう」と考えると、
耳を傾けられるんですよね。


イラッとしたらチャンス

これは、嫌いな人を無理に好きになろう、
迎合しようと言っているのではありません。
「自分と違う価値観を持った人」だと受け止めると、
対立ではなくて融合という形になるんですよね。
その結果、あなたの考え方に幅をもたらすことができます。

自分の意見とは違うし、最初はイラッとしてしまったけれども、
あの人は、こういう経緯があってこれを言っているんだ。
「自分とは違うけれど、確かにそういう考え方もあるかな」と受け止める。
これは、自分の幅が広がっているということです。
まさに、自分が成長したのと同じですよね。

価値観・視点が同じ人というのは、
共感や癒しの関係です。
一方で、価値観・視点が違う人というのは、
新しい気付きや発想の源泉、
ということになります。

「人の成長」というのは、
自分の「視野」が広がる、
「幅」が広がるということです。

自分を成長させてくれる人は、
自分とは「価値観・視点が違う人」。
だからこそ最初はイラッとするわけですよ。
違うんですから。
でも、落ち着いて考える。
落ち着いて耳を傾けることによって、
自分の成長のチャンスになります。
これを略して「イラチャン!」と命名をしました。

いろんな「イラチャン!」の場面があるかと思いますけれども、
落ち着いて耳を傾ける。
そして自分の視野を広げる。
これをやってみてください。