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【vol.9】「幽体離脱」のように自分を俯瞰して見る効果


「幽体離脱」のように事実と感情を分ける

1 できたことの「めがね」で見ることは「事実」

人間ですから、マイナスの感情が出るときもありますね。
ただ、そのマイナスの感情が、事実の発見を阻むこともあるんです。

例えば
マーケティング部門のあなたが
「広告費を増やすべきだ」と提案したら、
鈴木さんが頭ごなしに「反対だ」と言った。
そんな時、人間ですから(頭にくるなあ)と思いますよね。
冷静な状況ではなくなってしまいます。

でも、落ち着いてよーく考えてみると、
事実として、鈴木さんは営業20年のベテランで、
もしかしたら、このタイミングでは広告費を増やすよりも
別のやり方がいいと考えていたかもしれませんね。

なので、その「事実」を見つめると思考が広がります。
要は「冷静になる」ということなんですよね。

感情が先に立つと『深い思考』が停止してしまいます。
冷静に考えられなくなってしまうんです。

2 「幽体離脱」して自分を見つめよう

「幽体離脱」わかりますよね。
自分の身体が浮いて、空中から自分を見る感じです。
このように、自分を俯瞰して見る。
これによって「事実」と「感情」を分けやすくなります。

例えばこんなかんじです。
行動:「仕事がうまくいかない」という場合、
感情:「悔しがっている」自分がいますね。

行動:「提案が通った」場合には、
感情:「喜んでいる」自分がいます。

「行動」から「感情」、
この流れを見つめることによって、
冷静に受け止められるようになるんです。

「どの行動が、自分のどのような感情を生み出すのか」
というパターンがわかることになるんですよね。

そして、行動の中から「できたこと」を抽出しやすくなってきます。

自分のことを冷静に、
幽体離脱、俯瞰して見ることによって、
「できたこと」を見つけやすくする。
ぜひ、それをやってみてください。