自分軸に気づかせるキャリア教育とは。「できたことノート for School」の授業見学でわかったこと
見出し画像

自分軸に気づかせるキャリア教育とは。「できたことノート for School」の授業見学でわかったこと

永谷研一/ネットマン社長ブログ

キャリア教育教材である「できたことノート for School」を導入している学校が増えてきました。
この教材は拙著「できたことノート」を基にして、中学高校用に開発されました。キャリア教育や総合の学習の時間や特別活動の時間を使って行われております。
私は企業での人材育成に関わってきましたが、そこで提供する「PDCFAサイクル」というメソッドを中高生向けにアレンジ改良したものが「できたことノート for School」となります。
自己肯定感を育み行動変容力を高めながら自分軸でありたい姿を見出すことができるメソッドとなっています。

画像1

アジェンダは以下で2週間(3回の授業)で学べるようになっています。

Day1(1/3時限)【学習目標】感情を見つめてみよう。できたことを見つけよう
  ・なぜできたことを書くのか?
  ・感情の種類を学ぶ
  ・自己肯定感が低下したときの5つの特徴
  ・メタ認知 感情に支配されずにコントロールしよう
  ・できたことを見つけるための3つのメガネ(Happy,Number,Person)

Day2 (2/3時限)【学習目標】ベストできたことを選ぼう。内省で行動力アップ
  ・ベストできたこととアゲアゲワーク
  ・「ありたい姿」ってなんだろう
  ・自己承認から始めると挑戦できる
  ・4つの要素で内省文を書いてみよう
  ・行動を続ける技術

Day3 (3/3時限)【学習目標】ありたい姿を見つける。未来に向かって
  ・あなたが大切にしていることってなんだろう?
  ・自分軸のために、俯瞰して、目的思考してみよう。
  ・喜びとは幸せの基準「ありたい姿」を見つけよう
  ・最後に振り返ろう


先週の月曜日、導入校の1校である浜松学芸中学校・高等学校の授業参観してきました。高校の「科学創造コース」の1年生でちょうどDay3の授業が行われていました。

画像2

Day3は2週間分の「ベストできたこと」から
・大切にしていること
・自分軸での気づき
・ありたい姿
3ステップで見つけていきます。

先生の上手なファシリテーションと生徒の積極的な態度によって
とてもうまく授業は進んでいました。

画像3

ベストできたこと「友達や弟とゲームで楽しんだ」ある生徒は
人のつながりや自分の好きなことを他人に伝えることが自分軸にあることに気づき、「他の人と自分が好きなことや楽しい物を共有できる人」
というありたい姿を見出していました。

またベストできたこと「ゴキブリ4匹退治したり、排水溝を清掃した」ある生徒は、不快な思いをしないようにしたいという自分軸に気づき、
「家に貢献して清掃することが気持ち良い人」というありたい姿を
見出していました。

また
ベストできたこと「6時に起きることができたり、テニスのいい練習ができた」ある生徒は、物事をする事前に、自分で意識して使える時間を増やそうとする自分軸に気づき、「友達や自分の幸福を素直に喜べる人」というありたい姿を見出していました。

いずれも、「できたこと」から見出されたということに着目してほしいです。(理由はメタ認知・自動思考にあるのですがそれは別の機会に)

この自分軸を見つけるワークでは実は、先生自身の「自分軸」や「ありたい姿」を話してもらうシーンがあるのですが、
担当の先生は子供がまだ小さいので家事を手伝ったというできたことから「妻との家事の共同作業によって理想の家庭を作りたい」というありたい姿を話していました。

またサポートの先生もありたい姿を話し自分が数学の教諭になったのは
「生徒たちに数学の面白さや美しさを伝えたいから」
という話をされていました。

画像4

二人の先生が、自分のできたことから自分軸やありたい姿を話されたことで、生徒たちもワークが進めやすくなったと同時にクラスに安心・安全の場の雰囲気が醸成されたことが大きいと思います。

今までのキャリア教育は、夢とか仕事とか何か外にある幸せを取りに行かせいようとするものが多く違和感を感じる人も多いと思います。また正解主義や優等生にはめようとするものも多く生徒にとって窮屈なものでしかありません。(以前もこのnoteで書きましたキャリア・パスポートに感じる漠然とした不安
できたことノートのメソッドであれば、生徒が根っこにすでに持っている良さや個性を大切にできるので、「それぞれの可能性を引き出す」ことができます。

Day3まで終わった浜松学芸さんは、すでに3ヶ月版のできたことノートを入手されようとしており引き続き、できたことノートを継続的に行っていくとのことです。

先生>素晴らしい授業を見せていただきありがとうございました。また生徒たちの成長を見に伺いたいと思います。

以上が浜松学芸高校の「科学創造コース」1年生の授業見学の様子でした。

これからもできたことノートforSchoolの実施校を参観させていただき全国の中高生の輝きをお伝えしていきます。(私立だけでなく公立でも多く実践されています)

できたことノートforSchoolに、興味がある中学高校の先生向けに、テキストブックと講師ガイドの無料サンプル送付を承っていますのでお気軽に申込ください。情報はこちらです。

今日も最後まで読んで下さりありがとうございました。

P.S.
浜松学芸中学校・高等学校さんの校是が書いた大きな石があるのですが、見ると「内観、受容、継続」とありました。
まさに私たちのメソッドの理念にそのまま通じるもので感動しました。

画像6


みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!
嬉しいです。ありがとうございます
永谷研一/ネットマン社長ブログ
株式会社ネットマンの社長ブログです。発明家、行動科学専門家として教育改革に寄与しようと日々奮闘しています。ここでは教育クラウドの導入現場の話や、教育ICTの開発秘話、キャリア教育実践の話、また著書「できたことノート」メソッド解説など私目線で感じたことを上げていきます。