永谷研一/ネットマン社長ブログ
反省文は前向きな行動に繋がらない!自分に向かって内省するために自分にする「問い」とは?
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反省文は前向きな行動に繋がらない!自分に向かって内省するために自分にする「問い」とは?

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永谷研一の書籍「できたことノート」第3章より 思考が停止してしまう原因と、内省には必要な「自問」についてお話します。
このnoteはできたこと塾無料メール講座より抜粋してお届けしています。

第3章できたことノートを書く前に③

今回は、
「内省、自ら省みる際に、なぜか思考が停止してしまう」
この原因について解説します。

その後に,
「内省をするためには、自分にこういう質問をするといいよ」
という説明もしたいと思います。


【思考が停止する原因を知り、内省の効果を上げる】

1 思考が停止してしまう原因

思考が停止してしまう原因は、3つあります。

①感情が先に立つ

ミーティングをしている時、
批判的なことを言われて、
イラッとして何でこんなこと言うのかな
と思ったことはありませんか?

仕事で失敗して、
へこんで悲しい気持ちになったことは
ありませんか?

それらはすべて、
感情が先に立っているんですね。
「感情が先に立つ」と、
冷静な思考ができなくなると言われています。
そうならないためには、 
「事実」を冷静に見つめた後に、
「感情」に触れるといいんですね。

「感情が悪い」ということではありません。

こういうことを言われたから、
今、私、イライラしているなとか
仕事でこういう風に失敗したことが原因で、
自分は悲しくなっているなあ
ということであれば、
落ち着いて冷静になることができます。

ぜひ、まず「事実」を先に見つめるんだよということを
念頭に入れてもらえたらなと思います。


②程度があいまい

例えば、「○○的に」という言葉があります。
「積極的に」「徹底的に」「主体的に」とかですね。

あと、「副詞」があります。
「しっかり」「もっと」「はっきりと」「きっちりと」

これらはすべて程度を表す言葉ですが、
具体的に「どれくらい何をするのか」は、
わからないんですね。

「積極的にコミュニケーションしよう」
どれくらいコミュニケーションすることなのでしょう?

「明日は、しっかり営業します」
どのように営業するのでしょうか?

実は、程度があいまいな言葉を使うと、
思考が止まってしまう原因になります。

「何を、何回やる」とか、
「具体的にこういう行動をする」ということまで考えると、
あいまい性がなくなるので、思考が深まっていきます。
ぜひ、「程度があいまいな言葉」に注意してみてください。


③報告文になってしまう

仕事上、週報や日報を書くことがあります。
上司とか先輩に報告する、ということもあると思います。

「今週はできませんでした。すみません。来週がんばります」と
報告したことがある人も、いるのではないでしょうか。

内省というのは、自分自身との心の会話です。
でも「報告文」というのは、他人に向けた反省文なんですね。
反省文では、前向きな行動にはつながりません。
字は似ていますけれども、
「反省」ではなく「内省」、これが大事になってきます。
報告文的に誰かに向かって書く言葉。
これは思考が止まりやすいので注意をしてみてください

自分に向かって書くことが、大事ですよね。

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思考停止に陥ると、
「自分では深く考えている」ように錯覚してしまうことがあります。
深く考えていそうで考えていない状態から脱出する。
誰でも簡単に内省できる。
そのような技術があるんですよね。

それは、「質問」です。
質問をきっかけにして、深い思考はスタートするのです。


2 内省には「自問」が有効

夫婦の会話の事例を見てみましょう。
夫「今日のごはん、おいしいね」
妻「どこが美味しいの?」
夫(うっ・・・)「味がよくしみてて美味いね」

これ、実は聞かれたから深く考えているんですね。
人間というのは感情的な動物ですから、
感情的に最初(美味しいな!)と思っても
なぜかな?どのへんかな?というのは
聞かれてから考えるわけです。

この習慣をうまく利用すると、
自分に向かって「質問」することによって、
深く考えられるということにもなります。

なので、内省には「自問」、
自分に問うことが有効なんですね。

ここでは、「できたこと」からスタートしていますので、
「できたこと」が「なぜ、うまくいったんだろう」ということを考え、
そして、「次にこんなことをしてみよう」というところまで
持っていければ最高なわけです。

この「自問」、自分に問う質問には、
4つのステップがあります。

Nさんが「いつもより商品説明が上手くできた」という事例で
説明しましょう。


①具体的に何があったの?

「できたこと」の事実を、より具体的に書きます。

Nさん:4月12日、会社で取引先の30代の男性と
    新商品に関する打合せを行った。
    いつもより、商品の説明がうまくできた。


②なぜそれができたの?

なぜ商品説明がうまくいったのか?
いろいろな理由があるでしょう。
「資料準備をして持って行った」とか、
「説明の練習をして向かった」とか。
「なぜうまくいったのかな」と考えることが大事ですね。

Nさん:場が和やかで明るかったので、説明がしやすかった。
    買ったばかりの春物の青い服を着ていた。
    明るい色の服は、自分の気持ちも明るくしてくれる。
    服装をサッパリすることによって、
    自分が前向きになって気持ちよくなった。
    そっか、やはり身だしなみをしっかりしていくと気持ちよくなるなあ。
    それが相手にも伝わったのかもしれない。


③いま素直にどう感じている?

「いま、商談が上手くいった自分はどう考えているんだろう」
ということに、素直に向き合います。
まさに例の「ラベリング」ですよね。

Nさん:やったー!商談、次もがんばるぞ!
    商談がうまくいってうれしい。
    それをもたらしたのが「洋服の色」だったとしたら。
    いつも暗い色ばかり着ていた私は何だったのか。
    もっと早く気づけばと、ちょっと後悔。
    
    
④明日からどんな工夫をしてみる?

そして自問4番目、ここがまさに脱皮の瞬間ですけれども、
自分の行動をバージョンアップして、新しい行動を見出す。
たった一つの「できたこと」から、
新しい行動を見出していく質問になります。
「明日からどんな工夫をしてみる?」という自分への質問です。

Nさん:明日からも明るい色の服を着ていこう。
    会社帰りに春物の服を買いに行こう。

もっと他にもありますね、
「今度商談に行くときも、資料を練習してから行こう」とか
「先輩と練習してから行ったほうがいいかな」とか
いろいろな工夫点があると思います。

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「商品説明がうまくできた」という一つの「できたこと」に対して、
この順番で考えていくと、いろいろな工夫点が見出されますよね。

「できたこと」を振り返るのは、すごく楽しい作業なんです。
新しい自分を発見する作業になります。
変化していく自分を楽しむことができる。
以前説明した「脱皮」ですよね。
それを楽しむことができる、ということになります。

「自分のバージョンアップ」これを楽しむために、
この4つのステップで自問をしてもらえたらなと思います。
ぜひ、やってみてください。

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永谷研一/ネットマン社長ブログ
株式会社ネットマンの社長ブログです。発明家、行動科学専門家として教育改革に寄与しようと日々奮闘しています。ここでは教育クラウドの導入現場の話や、教育ICTの開発秘話、キャリア教育実践の話、また著書「できたことノート」メソッド解説など私目線で感じたことを上げていきます。