資質・能力を育成するって?これからの学校はどう変わるのか。
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資質・能力を育成するって?これからの学校はどう変わるのか。

永谷研一/ネットマン社長ブログ

先日文部科学省のサイトの

「令和の日本型学校教育」の構築を目指して~全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現~(答申)(中教審第228号)」

が更新されました。中央教育審議会の議論ですが、これら議論がベースとなって指導要領となっていきます。

その中にこういう文章ががあります。

「ICTの全面的な活用により,学校の組織文化,教師に求められる資質・能力も変わっていく中で,Society5.0時代にふさわしい学校の実現が必要」

「カリキュラム・マネジメントを充実させ,ICTを「主体的・対話的で深い学び」の実現に向けた授業改善に生かすとともに,従来は伸ばせなかった資質・能力の育成や,これまでできなかった学習活動の実施,家庭等学校外での学びの充実」

ここで使われている言葉に「資質・能力」があります。

・教師に求められる資質・能力
・従来は伸ばせなかった資質・能力(の育成)

今日は、この資質と能力について考察したいと思います。
ちなみに、資質・能力の真ん中に中黒(・)があるということは「資質」と「能力」は別のものということですね。

まず資質を辞書で調べると

し‐しつ【資質】

生まれつきの性質や才能。資性。天性。「両親の資質を受け継ぐ」「資質に恵まれる」

出典 小学館デジタル大辞泉

とあります。一方で能力は

のう‐りょく【能力】

物事を成し遂げることのできる力。「能力を備える」「能力を発揮する」

出典 小学館デジタル大辞泉

とあります。

「資質」とは、生まれつき備えている性質や才能
「能力」とは、教育や経験によって身についていく性質や才能
ということです。
要は
「資質」は「先天的な性質」、「能力」は「後天的な性質」となります。

よって中教審で審議されている言葉の

「資質・能力の育成」

能力は育てられるものとして「育成」という言葉はしっくり来る一方、資質は育てるものではなく、内側にあるものを「引き出す」とか「生かす」といった言葉が合いそうですね。

いずれにしろこれからは、単なる学力を伸ばすだけでなく、
「子供たちの可能性を引き出す個別最適な学び」として、「一人一人の子供を主語にする学校教育」が実施されていくことになります。

学習指導要領の前文にこういう文章があります

一人一人の生徒が,自分のよさや可能性を認識するとともに,あらゆる他者を価値のある存在として尊重し,・・・・・・・・」

児童・生徒自身が「自分のよさや可能性を認識する」

という言葉からスタートしているのです。「自己認識」がすべての起点なのです。
(自律型人材育成の成長ステップである、ネットマンコアメソッド「NETMAN 7 Steps」も自己認識がスタートですね。)

そのためには、教員が伴奏者となって、埋もれている「資質」を引き出す支援者となる必要があります。まさに、「教師に求められる資質・能力も変わっていく」ということです。

そのためのカリキュラムデザインや授業設計が重要となってくるでしょう。そしてそれを支える教員自身の自己肯定感と教員同士の学び合いの文化作りも始まっていくことでしょう。

ほんと、いい時代になりました。個性が生きる時代です。
(私が子供のころは、すべて先生が「こうしなさい、あーしなさい」と正解をコントロールしていたかと思います。悪ガキだったからでもありますが。。汗)

これから大人が変わる必要があるということ。そのためには関わる一人一人が自分の情熱(パッション)を大切にして活動していくことが大切となりますね。

私といえば、まず今は大量にお願いされている、教員の研修会のオンライン開催のご支援の中で、教員のICT活用の日常化に少しでも寄与できたらと思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。


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永谷研一/ネットマン社長ブログ
株式会社ネットマンの社長ブログです。発明家、行動科学専門家として教育改革に寄与しようと日々奮闘しています。ここでは教育クラウドの導入現場の話や、教育ICTの開発秘話、キャリア教育実践の話、また著書「できたことノート」メソッド解説など私目線で感じたことを上げていきます。