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【vol.20】本当の自分の目的に気づくためのクリティカルシンキング

皆さん、Yさんを覚えていますか?
最初は「おかわりをがまんできた」
というできたことから、
健康診断が気になって、
ランニングに行動変容した方ですね。

そのYさんが、
「どのように変わっていくのか」
を解説したいと思います。

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第4章 実際に書いてみよう

【毎朝5キロのランニングを続けることができた
Yさんの本当の目的】

なんと、満腹Yさん、
「毎朝5キロのランニングを
 1週間続けることができた」
この、できたことから始まっています

【①詳しい事実】

今週は毎朝5キロのランニングを
続けることができた。
ウェアを新調 気分は最高

ノリノリで走っている感じがしますよね。

【②原因の分析】

A.そもそもなぜやることになったのか?
体重が気になり、マラソン大会のために
ランニングを始めた。
そもそも痩せたいと思ったのは
健康的な生活を送りたいと思っているから。
健康でいつまでも家族と暮らしていきたい。

家族との笑顔の暮らしを、
満腹Yさんは目的に置いているんですね。

B.その目的からするとできたといえるか?
健康的な生活をするのに、
やせることばかり考えていたが、
やせることが目的ではない。
自分が一番大切にしたいのは、
家族との生活だ。

発想の転換の問いから、
何と、自分の
「本当」の目的に気づかれました。
本当の目的は、
実はやせたいのではなくて、
家族との生活。
これを豊かに長続きさせていきたい
ということなんですよね。

まさにこれ、
クリティカル・シンキングから生まれた
気づきですよね。

さてその後「本音の感情」には、
こういうことが書かれています

【③本音の感情】

子どもたちと遊んでやれていない。
毎日帰りが遅いのを理由に、
休みの日も寝てばかり。
すまないな。
もっと家族との時間を増やせたらいいな。

ほんと、家族思いの気持ちと、
最近遊んであげてないな、
時間もなかったなということで、
「すまない」という、
本当の本音の感情が現れていますね。

【④次なる行動】

今週は1回、みんなで散歩に出かけよう。

散歩に行って、家族との時間を
大事にしようってことですよね。
前回やった、シンプルで小さな行動。
でも、確実に実践できること
が書かれています。

ほんとに感動的な内省文ですよね

ここで、
クリティカル・シンキングをした
満腹Yさんの感情の変化を
確認してみましょう。

最初、
「毎朝5キロのランニングができた」
ということで
感情が「やった!」と
上がってきています。

前回説明した通り
クリティカル・シンキングでは
いったん不安が起こることもあります。

実際、目的を見たときに、
「家族との時間」ということに
気づかれましたね。

そこで、
「あれ?できたとはいえないぞ。
 でも大発見!
 家族との時間を過ごせばいいんだ。
 明日からこんな工夫をしてみよう」
ということで、
気持ちの大転換が起きています。

まさに、行動が自分で起こされていく、
心理的な前向きな感情の変化が
現れていますよね。

ぜひ、この満腹Yさんのように
新しい、そして本当の自分の目的に気づく。
これが、クリティカル・シンキングの
非常にいいところです。

ぜひ、やってみてほしいと思います。

まとめてみると
「できたことノート」を書くメリット
①できたことが見つかり自信がでてくる
 (自己肯定感アップ)

②不安がなくなり前向きになれる
 (やる気アップ)

③次にやることが見つかり行動が習慣化する
 (行動力アップ)

自己肯定感アップ
やる気アップ
行動力アップ
この3ステップのアップ。

これができるのが、
「できたことノート」と言えます。